『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』(1989)
また観ました。2回くらい。
ここまで能動的に観る作品は、他にない気がする。
時間も40分くらいなので、それがいいんだと思う。
前半が好きで、正直後半のドラミちゃんにミニドラのことが見つかっちゃうところからは、これまで思い入れが薄かったけど。
今回何度かみることで、その後半部分のストーリーもしみ込んできた、頭に。
やさしが、とにかくかわいいんだよね。
さいきんのび太とジャイアンの関係性に辟易していたとこもあったんで。(なんで?)
ノビスケとやさしの関係性、親とは逆の力関係を目の当たりすることによって、
何かが補完される。
未来の世界観がベースの中に、今と変わらない街並みもあり
そこもすきだね。
ミニドラはハプニングが起きていても、何も状況を掴めていなくて。笑っていて。
それがかわいい。ミニドラもみんなの真似して頑張ろうとするsceneがあるんだけど、
それがかわいい。
ツボは
ドラミちゃんが、「ミニドラは使い方を間違えると、とんでもないことが起きるのよ」みたいに言う場面があるのね。
「とんでもないことが起きるのよ」じゃなくて、
「とんでもないことが起きるおそれがあるのよ」っていう言い回しなの。
おそれなのよ。
その事細かな言い回しが丁寧でツボ。
確かに、「起きるのよ」だと他人事の距離があるイメージだけど、確率も低そうだけど、
「起きるおそれがあるのよ」のほうが、やや危機感アップする印象がある。わたしは。
ぐいってくるんだよね、心に。
そのセリフにあえて「おそれ」って加えたあたりが今回久しぶりにこの作品を観て気づいたポイントですね。
のび太たちも大きくなっていてさ、それも不思議だった。小さいときは。
実際ドラえもん、ドラミ、ミニドラは2112年からやってきてるんだよね?
そのあたりの未来の行き来、時間差がなかなか理解することが今も難しいときがある。
この作品は、またしばらく観ると思う。
こんなに惹かれる理由は何なんだろう。
まあ「ミニドラ」が、かわいいってところは第一理由だけど。